ONE OUTSという野球漫画を知っていますか?
10年ちょっと前にアニメ化もされているのですが、連載されていた雑誌がビジネスジャンプというのもあり、あまり知っている人はいないと思います。
作者はライアーゲームで有名な甲斐谷 忍先生で、ライアーゲームの人が野球漫画?となるかもしれませんが、この「ONE OUTS 」という漫画はライアーゲームの野球版みたいなものです。
どういうこと?となると思うので、どのような漫画が紹介していきます。
※一部ネタバレ含みます。
ONE OUTSとは?
主人公である渡久地 東亜(トクチ トウア)は、沖縄でワンナウトという賭け野球で無敗を誇っていました。
そこで弱小球団リカオンズの主砲である児島と出会います。
一度は渡久地との心理戦に敗れるも、二度目の勝負で渡久地の腕と児島のプロ引退を賭けた勝負をし、見事に勝ちます。
児島は賭けた渡久地の腕をプロ野球でリカオンズ優勝のために使うようスカウトします。
そして、渡久地はリカオンズを優勝させるために、あらゆる手段を用いてチームを強くしていきます。
完全出来高制の1アウトプラス500万、1失点マイナス5000万というワンナウツ契約を結んだり、時には球団オーナーになったり。
果たして渡久地はワンナウツ契約で稼ぐことができるのか!?
リカオンズを優勝させることができるのか!?
というのが、ONE OUTSの物語です。
ちなみにアニメで渡久地役はМリーガーでもある「萩原聖人」さんです。
ONE OUTSのここがおもしろい!他の野球漫画との違い
普通の野球漫画だと主人公はエースか4番で、力でねじ伏せることが多いです。(MAJORとかまさにそうですね)
渡久地もエースであることには変わりないですが、渡久地の球速はMAXでも130km程度。
その渡久地がどうやってプロの打者を抑えるのかというと・・・
巧みな心理戦で駆け引きをしてきます。
言葉巧みに人を操ったり、ルールの穴をついたり、とにかく展開の予想ができません。
個人的に一番好きな試合が反則合戦。
はあ!?って感じですよね?ネタバレになるので詳細は伏せますが、この試合は両チーム反則しまくりです。
リカオンズは試合をノーゲームにするために遅延行為、対戦相手のマリナーズは試合を成立させるためにわざとアウトになるプレーをしまくります。
私はたまたま高校生のときに深夜起きてたら、アニメでこの「反則合戦」の回をやっていて、ONE OUTSにどっぷりはまりました。
ONE OUTSは名言が多い!
個人的にONE OUTSには名言が多いです。
渡久地の言葉はとても突き刺さるものがあります。
ということでいくつかご紹介します!(好きな漫画の名言集の記事でも作ろうかな)
第3位 「俺が」チームを勝たせるんだよ
名言なのに2コマになってしまった・・・・
チームワークとはなんだ?というときの言葉です。
よく団体スポーツでチームワークチームワークって言ってますが、そもそもチームワークってなんだ?ってなりません?
慣れあってどんまいって言ったり、仲良くすることがチームワークなのかと。
それを私の中で解決してくれた言葉です。
第2位 「心を入れかえた」「次から頑張る」 ・・・それって現実逃避の今までと何ら変わっていねーじゃねェか。
「次からがんばる」というのは、未来の自分に任せた逃げってことですね。
実際に明日からやろうって思ったことって、明日になってもまた明日でいいやってなります。
なので、皆さん「食べ終わった後の食器はすぐに洗いましょう!」
食後は血糖値が上がって眠くなるので、余計にやりたくなくなりますよ!w
第1位 一旦通ってしまった不正、それはもはやイカサマでも反則でもない、正義だ
イカサマすることが決していいこととは言いません。
ただイカサマに気づいていないということは、イカサマを容認しているのと同じってこと。
世の中そういう不正があるのが当たり前だから、騙されたら騙した方じゃなく騙された方が悪い。
だから騙されないように注意しろってことです。
私自身が騙されないようにするために、頭の片隅に置いてる言葉です。
おわりに
特に野球好きの人、心理戦(ライアーゲームやデスノート)が好きな人におすすめの漫画です。
王道の野球漫画もいいですが、ONE OUTSは野球以外の要素でも楽しめるのがいいところ。
アニメだと最後まで描かれていないので、漫画で読むことをおすすめします。
アニメ2期やらないかなあ・・・。
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