現在、ハウスメーカーの検討をしている「かか夫婦」ですが、ヘーベルハウス、積水ハウスを中心に考えています。
もう1社くらい鉄骨のハウスメーカーを知っておきたいということで、パナソニックホームズ(旧パナホーム)の住宅展示場に行ってきた。
ちなみに別の記事でまとめるかもしれませんが、パナソニックホームズに行く少し前に実家を建て替える際に解体などにかかる費用を積水ハウスに調査してもらっていたところ、擁壁を作り替える必要があるかもしれないという問題が発生しました。
↓擁壁問題についてはこちら。
擁壁の作り替えで2000~3000万(もしかしたらそれ以上)の金額がかかるかもしれません。
今回はこの擁壁問題をどうすべきかの情報収集も含めての調査という感じです。
パナソニックホームズに行った理由
今回パナソニックホームズの展示場に行った理由は以下になります。
- 候補の積水ハウス、ヘーベルハウスと同じ鉄骨系
- パナソニックが親会社なので、パナソニックの家電が安く入れられそう
- 全館空調のエアロハスに興味があった
- 擁壁問題についての情報収集
営業について
今回の担当となった営業の方は、その店舗の店長でかなり経験豊富な方でした。
普段は忙しくて、展示場に飛び込みできた人には若手の方が対応することが多いらしいですが、たまたま時間が空いていたそうです。
ずっと私の住んでいる近辺を担当しているらしく
営業の方のお子さん3人と出身幼稚園も同じで地元トークで盛り上がりました。
しかも、名前と土地の場所を伝えたら、なんかピンとらしく
もしかしてご親戚に〇〇さんっていらっしゃいますか?
あ、はい。
父の兄ですね。
私、〇〇さんの担当してました。
今でも年一でご挨拶させていただいています。
おそらく今回建て替えるご実家も、おばあ様への説明の際に伺ってます。
えぇぇぇえ゛えぇ゛ええ!?!?
こんなことあるんですねぇ。
まさか叔父と同じ担当の人とは。
実家の土地の相続問題で縁を切った叔父と、こんなところで話題になるとは。
世間は狭いなと思った瞬間です。
そんな話しはさておき
今回の建て替えの要件や、場合によっては自分たちで土地を購入することも視野に入れていることを伝えました。
ベテランということもあり、以下のような意見を聞くことができました。(他にもありましたが忘れた・・・)
- 100坪の土地のうち30~40坪だけ売って、擁壁の作り替えの費用にする
- 賃貸併用住宅にする
- 100坪の土地を手放すことだけは、もったいないのでしない方がいい
このような意見を聞けるだけでも収穫です。
営業の方(会社)によって、考えや意見が全然違うので、意見を聞くために行くのもありなんじゃないかと思います。
パナソニックホームズの特徴
家の設備はパナソニック製品
まず初めに説明を受けたのは、家の設備は基本的にパナソニック製ということ。
他社のメーカー(LIXIL)も入れられるそうですが、金額は上がるそうです。
個人的にはパナソニックの製品は安心感はあります。
ただ、いろいろなメーカーの中から自分に一番合うものを選びたいとも思うので悩ましいですね。
そのため、いろいろなメーカーの設備から自分が一番気に入ったものを入れたいという方には、パナソニックホームズは向かないと思います。
構造躯体
制震鉄骨軸組構造(HS構法)という、座屈拘束技術をを採用した「アタックフレーム」をバランスよく配置することで耐震性能を向上させているらしいです。
使用している制震装置は「アタックダンパー」という、高層ビルでも使わているものだそうです。
特許も取得しており、営業いわく積水ハウスのシーカスやヘーベルハウスのサイレスは、この製品装置を参考?にしているらしい。
アタックフレームで揺れを減らし、アタックダンパーで揺れを吸収することで地震に強くしています。たぶん。←理解が合ってるか不安
地震あんしん保証
ハウスメーカーで唯一、地震で全壊・半壊したときの保証があります。
保証の限度額は5000万円まで出るので、普通の一軒家であれば余裕で建て替えできますね。
ただし、年度によって保証の総額が決まっています。
2021年度の場合は4億円となっているので、全壊した家が13軒以上あったらマックスの5000万円は出ないと思います。
耐震等級3の住宅が何十軒も倒壊するような状況にはならないとは思いますが。
仮にそんな状況になっていたら、近隣の住宅はほぼ全壊するレベルですね。
全館空調「エアロハス」
個人的にパナソニックホームズで建てるとしたら、絶対につけるのが全館空調のエアロハスです。
エアロハスの特徴としては以下があげられます。
- 部屋ごとの温度変更が可能(基本的に全館空調は部屋ごとに温度変更不可)
- HEPAフィルター(空気清浄機にもあるフィルター)を4枚通った状態で空気を循環する
- 他社の全館空調より電気代が安い(25%くらい安いらしい)
- 除湿能力が高く、部屋干しでもすぐに洗濯物が乾く
- 全館空調用のスペースが0.5畳程度(通常は1畳くらい)
私に取ってとても重要なのが、HEPAフィルターを通っているため、空気がとてもきれいであるということ。
私はかなり重度の鼻炎持ちで、ハウスダストや花粉にとても弱くいため空気清浄機は必須です。
ひどいときはティッシュで鼻をかみすぎて、鼻がヒリヒリして痛くなります。
自宅には、リビングと寝室にかなりいい空気清浄機を置いていますが、ダメな日は薬を飲んでもダメです。
実家は空気清浄機がないのですが、実家に帰るとほぼ100%で鼻水とくしゃみが止まりません。
こう見えて虚弱体質なんですぅ・・・
そのため、場所を取らない空気清浄機が全館空調を採用するとセットになっているのは最強です。
ただデメリットももちろんあります。
これは全館空調全般に言えることですが、とても乾燥します。
またパナソニックホームズでは壁に珪藻土を使用しているため、さらに乾燥します。
そのため乾燥に弱くない方でも加湿器は置いた方がいいです。
ただ加湿器置くとなると、せっかく空気清浄機置かなくていいのに・・・というジレンマ。
パナソニックホームズのメリット・デメリット
個人的に感じたことや、調べたメリット・デメリットについてのまとめです。
メリット
パナソニックで統一できる
基本的にパナソニック製品を使うことになるので、家全体の統一感がでます。
いろいろなメーカーを入れると、デザインをしっかり選ばないと、統一感がなくなってちぐはぐになってしまうので、その点を気にしなくていいのは大きいです。
デザインをあまり気にしない人にはあまりメリットになりませんが・・・。
全館空調エアロハス
個人的にパナソニックホームズの一番の強みだと思います。
全館空調で各部屋の温度調節ができるのは、パナソニックホームズだけです。(違ったら営業に嘘つかれてる)
家族で体感温度が全く同じということは、ほぼないと思うので。
また、空気もHEPAフィルターを4枚通って、とても綺麗になるので鼻炎などのアレルギー持ちの方におすすめです。
ただエアロハスの対応坪数が60坪なので、60坪を超えるような邸宅にしようとすると、一部の部屋は全館空調なしになります。
地震あんしん保証
そうそうないと思いますが、火災保険以外で地震の保証があるのはいいですね。
マックス5000万なので、万が一全壊しても火災保険と合わせれば、余裕で同じ家が建てられると思います。
そもそもこのような保証があるということは、地震で全壊・半壊することはないという自信の現れだと思うので、それくらい地震には強い構造躯体なんだと思います。
デメリット
パナソニック製品以外が選べない
メリットにはパナソニック製品で統一感が出ると書きましたが、逆に言うと基本的にはパナソニック製品しか選べません。
前述の通り、一応選べなくはないそうですが、他社より高くなるそうです。
そのため、いろいろなメーカーのいろいろなモデルを見て選びたい!という人には向きません。
私の場合、いろいろな商品を比較、検討した上で選びたいので、これはかなりネックな部分です。
坪単価が高い
私はネットで坪単価を見たときに、ヘーベルハウスや積水ハウスよりは少し金額を抑えられるかなと思っていましたが、そんなことはありません。
エアロハスや外壁にキラテックというタイルを入れると、大手とトントンかそれ以上になります。
特にキラテックを入れると坪単価が2~3万円上がるらしいので、40坪であれば100万円前後上がります。
ちなみにキラテックは8~9割の方がつけるオプションらしいです。
まとめ
パナソニックホームズは大手ハウスメーカーと金額的には変わらないですが、しっかりとした強みを持っているので、そこに良さを感じた人にはおすすめです。
私がパナソニックホームズを見学した率直な感想として
「パナソニックホームズ意外とやるやん!」と思いました。
全館空調を入れるかは検討中ですが、全館空調を入れるのであればパナソニックホームズ一択かなという印象です。
評価も悪くない、パナソニックのグループ会社、価格も大手ハウスメーカーと変わらないわりに、あまり浸透していない理由は「宣伝が下手」だかららしいです。
世界に進出しているパナソニックということもあり、あまり誇張した宣伝をすると何かあったときに訴訟問題になったりするんだとか。
そのため、無難な広告しかできなくて、宣伝しても印象に残らないから、あまり世間に浸透しないようです。
あと家電製品もパナソニック製品は高いというイメージがある方もいると思いますが、これは製品に「あったらいいな」という便利機能を全部突っ込むせいで高くなっているらしいです。
その結果、この機能いらないからもっと安くして!ということに・・・。
パナソニックホームズの展示場見学については以上です。
次は冒頭に書いた擁壁の問題についても書こうと思います。
果たして、かか一家の注文住宅はどのような結末が待っているのか。
おわり!
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