前回まではキッチン検討となっていましたが、今回床材の検討についてです。(キッチン検討については、本記事の一番下にリンクを貼っておきます)
積水ハウスでは朝日ウッドテックというメーカーの突板が床材の標準で設定されています。
積水ハウスは朝日ウッドテックと提携していることから、定価よりかなり割引されています。
そのため、ほとんどの方は朝日ウッドテックを採用されるようです。
しかし、私は自分で言うのはアレですが、家づくりについてかなり勉強しています。
そのため、無垢床を希望するとハウスメーカーには否定的な意見を言われることが多いですが、無垢床もしっかりと検討しました。
本記事では、まずは積水ハウス標準の朝日ウッドテックの検討について書いていきます。
床材について
まずざっくりと床材の種類とハウスメーカーで床材があまり無垢床が勧められない理由を解説します。
床材の種類
床材の種類ですが、簡単説明すると大きく4種類に分けることができます。
- 無垢・・・1枚の木でできたもの
- 挽板・・・合板に厚さ2~3mmのスライスした木を貼り付けたもの
- 突板・・・合板に厚さ0.2mmのスライスした木を貼り付けたもの
- シート・・・合板に木目を印刷したシートを貼り付けたもの
積水ハウス標準の朝日ウッドテックでは無垢以外の、挽板・突板・シートを取り扱っています。
これらの床材については、ファンタジスタふじもとさんのブログなどで解説されていたりするので、詳しくはそちらをご覧ください。
各床触り心地の感想については、朝日ウッドテックとマルホンのショールームのレポート記事をどうぞ。
ハウスメーカーで無垢床を勧められないのはなぜ?
たいていのハウスメーカーの営業さんに無垢床を入れたいというと、あまりいい返事は帰ってきません。
各床材、メリット・デメリットがありますが、たいていの住宅営業マンは床材の知識が乏しく、無垢床を入れたいということを伝えても
傷がつきやすいですよ
経年変化が激しいですよ
収縮するので隙間や反りが出ますよ
メンテナンスが大変ですよ
などなど、このようなデメリット面ばかり言ってきます。
しかし・・・
「サラサラしているので足ざわりが気持ちいい」
「多少染み込みはやすりがけで直せる」
「傷はある程度修復可能」
という無垢にしかないメリットがあります。
実際に私も無垢を検討したいということを伝えても、デメリット面を取り上げたり、入れる人あまりいないですよなどと言われ、取り合ってくれませんでした。
なので、無垢を検討する際に、営業さんにこのようなことを言われでも、しっかりと自分の意思を持ちましょう。
そして、しっかりショールームで体感してから決めたいと伝えることをおすすめします。
床材について詳しく知りたい方はまかろにおさんやファンタジスタふじもとさんのYouTubeを見てみてください。
床材検討
では本題の私たちの床材検討についてです。
冒頭にも書いた通り、積水ハウスでは標準仕様が朝日ウッドテックとなっていて、その中でもライブナチュラルというシリーズの突板が標準仕様となっています。
まず朝日ウッドテック床材を説明すると
床材にハイジェニック仕様という仕様が施されていて、「抗菌・抗ウイルス・耐薬品性能・耐汚染性能・室内空気環境性能」を兼ね備えているという特徴があります。
それぞれの性能の詳細はこちら。
ということで、床材の検討に入ります。
まず見積もり上は全て突板となっていました。
床材の話しの度に無垢か挽板がいいと言っていたんですけどね・・・。
本当は契約前に確認すべきですが、契約タイミング的に早くしないと、東京ゼロエミの補助金の申請が間に合わなくなってしまいそうだったので、そこまで確認する暇がありませんでした・・・。
とまあ、愚痴はさておき、積水ハウスのショールームでインテリアコーディネーターさんとの床材の打ち合わせが始まりました。
まず床材の種類と価格を確認したところ、突板と挽板で平米単価8000~10000円くらいの差がありました。
大体挽板が平米単価15000円くらいで
突板が平米単価5000円くらいだったと思います。
金額は提携しているだけあって、朝日ウッドテックの公式サイトに載っている定価の金額よりかなり割引されています。
ただ割引されていても、床材は平米単価5000円違うだけで、15万とか30万のコストアップになります。(だいたい最近のLDKは30㎡はあるので)
私の場合、床以外のところでも増額することを想定し、1Fは挽板で2Fは突板にすることにしました。
このときは、1Fはリビングでみんなが集まるところだからこだわり、2Fはどうせ寝るだけだしベッドやデスクで見えなくなる箇所多いから突板でいっかーという感じです、
ということで、次から選んだ床材について紹介していきます。
1F:ライブナチュラルプレミアム ラスティックオーク
まずは1Fについてです。
LDKは妻の要望で明るめの印象にしたかったので、ナチュラル系で考えていていました。(私は暗めの方が好きなんですけどね・・・)
妻がオーク推しで、私は少し暗めだけどブラックチェリーかラスティック系(節をあえて残してるもの)がいいなーと思っていました。
そして選択肢に上がったのが、オーク・ラスティックオーク・ブラックチェリー・ラスティックブラックチェリーでした。
まず妻にリビングにブラックチェリーは暗いから嫌だと言われ選択肢から除外・・・。
だったら、ナチュラル系かつ私の好みのラスティックがあるラスティックオークにという流れになり、ラスティックオークに決定です。
ちなみにラスティックにすると少し金額安くなるので、節が気にならない方はラスティックにすることをおすすめします。(平米単価で1000円くらい差があった気がします)
ラスティックオークの見た目はこんな感じで、ところどころ節があるのが味があっていいですね!
節がしっかり入るので、唯一無二感もあります!
2F:ライブナチュラル オーク&サペリ
※サペリの突板は朝日ウッドテックではないかもしれません。積水ハウスのカタログではデラックスフロアとなっており、メーカーを調べてもわかりませんでした。
次に2Fです。
2Fは1Fとの繋がりを持たせること、寝室や書斎は落ち着いた雰囲気にすることを念頭に検討しました。
まず2Fに上がったときの印象を、1Fとの繋がりを感じられるようにを前提に選んだので、廊下や子ども部屋は突板のオークに決定しました。
寝室と書斎については、落ち着いた印象にしたかったので、ブラックウォルナットとサペリの択です。
そこで妻がブラックウォルナットは暗すぎる+私も妻もサペリの赤みがかった色がカッコイイなと思ったのでサペリに決定です。
本当はアカシアがよかったのですが
アカシアは木材が調達できなくなったことから廃盤になったとか・・・。
ちくしょおおおおおおおおお!
ないならサンプルのこすんじゃねぇええええ!!!
他の床材のメーカーではアカシアがあったりするので、在庫がまだ残っているのか、それともどうにか調達しているのか・・・。
これで床材決定と思いきや・・・???
このような感じで床材を決定していきましたが・・・
やっぱり常に触れている床材を
ショールームに行かずに決めるのは
後々絶対に後悔する!
と思い、朝日ウッドテックと無垢床で有名なマルホンのショールームに行くことに決めました。
実はショールームに行くときには、壁紙やその他インテリアもほぼ決まっていき、インテリアコーディネーターさんとの打ち合わせは終盤となっていました。
当然ですが、床に合わせて壁紙やインテリアを選んでいるので
ぶっちゃけ積水ハウス側からしたら、「ここにきて再検討するの?」という感じだと思います。
しかし・・・
- 始めから無垢床を検討したいと言っていたのに提案してこなかった
- 床は常に触れている場所だから、実際に踏み心地も確認しておきたい
- 結果的に朝日ウッドテックのままだったとしても、「何であのときショールームに行かなかったんだ・・・」と後悔することが目に見えていた
以上のことから、多少嫌な顔をされても強行するつもりでいましたw
ちなみにICさんに確認したら、最近は無垢床を提案することはあまりないとか・・・。
住宅系YouTuberの影響で、むしろ無垢床を入れる人が増えているイメージだったんですがね。
あとどうでもいいですが、朝日ウッドテックは挽板のことを無垢挽板と呼んだりしていますが、私はこの呼び方はあまり好きではありません。
世間一般では挽板と呼ばれているのだから、呼称は挽板で統一して欲しいと思います。
無垢なのか挽板なのかややこしいし、中には勘違いする人も出てくるのではないかなと・・・。
おわりに
一度、朝日ウッドテックで決めかけた床材ですが、結局無垢床を検討することになりました。
ということで、次回は朝日ウッドテックとマルホンのショールームに行った感想についてです。
果たして朝日ウッドテックのままにするのか?
それとも無垢床をにするのか?
かか一家の選択は!?
また、こちらにキッチン検討の記事もありますので、ぜひご覧ください!
コメント