最近街中でワイヤレスイヤホンをしている人をよく見かけますよね?
しかし、以前SHURE SE215の記事でも書いた通り、イヤホン選びは知識がないと難しいです。
そこで私が1年ほど前に購入した、SENNHEISER(ゼンハイザー)というメーカーの「MOMENTUM True Wireless 2」について紹介します。
値段は高めですが、とてもいいイヤホンなので、値段以上の音質・機能性を持っています。
ワイヤレスイヤホンの購入を検討している人はぜひ候補に入れてください。
SENNHEISER(ゼンハイザー)とは
ドイツの音響機器メーカーで、ヘッドフォンやマイクロフォンなどが有名です。
音楽制作現場や映画制作現場などのプロも使用するメーカーで、オーディオ界隈では昔からとても有名なメーカーです。
SENNHEISERは私がこよなく愛するメーカーであり、イヤホンやヘッドホンはSENNHEISER ばかり使っています。
MOMENTUM True Wireless 2のスペック
大まかなスペックはこちらです。
ドライバーユニット | 7mm |
Bluetooth | Ver5.1+Class1 |
対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
対応コーデック | SBC、AAC.aptX |
連続使用時間 | 約7時間(ケース込み28時間) |
ケース込使用時間 | 約28時間 |
防水 | ○ ※IPX4仕様 |
ノイズキャンセリング | ○ |
外音取り込み機能 | ○ |
急速充電 | ○ |
カラー | ブラック/ホワイト |
値段 | 30000~35000円(※2021年10月時点) |
MOMENTUM True Wireless 2の付属品や見た目
付属品
付属品は以下になります。
- 箱
- イヤホン本体
- イヤホンケース
- 充電用ケーブル(USB-C)
- イヤーピース
- 説明書
見た目
イヤホン本体
見た目はこのような感じで、側面のアルミ?部分にゼンハイザーのロゴがあります。
この側面の部分はタッチパネルとなっていて、音楽の再生/停止などがタッチで操作可能です。
また、よく見ると小さな穴が空いており、これがマイクとなっていて通話も可能です。
黒のプラスチック部分が個人的には少し安っぽく見えてしまいますが、この点は好みなので気にならない人もいると思います。
イヤホンケース
イヤホンのケースはファブリック素材でできていて、高級感があります。
手のひらサイズではありますが、ポケットなどに入れるとかさばるので、私はリュックに入れるようにしています。
このケースにUSB-Cの端子がついていて、充電ができるようになっています。
MOMENTUM True Wireless 2の使用してみて
音質
音質についてはワイヤレスイヤホンとしては十分すぎるくらいい音質だと思います。
低音が軽かったり、高音がシャカシャカしているということは全くなく、全体的バランスよく鳴らしているという印象です。
そのため、ポップスからクラシックまで、何でもこなせるイヤホンで普段使い用としては何も問題はありません。
ドンシャリ系の音が好きな私には若干低音は弱い感じがします。
そのため、ドンシャリ系が好きな方にとっては、重低音の迫力は少し弱めと感じると思いますが、ある程度はイコライザでカバーできるので問題ないです。
充電の持ち
充電はケース込みで約28時間あるので十分かなという印象です。
また、ケースにランプがついており、大雑把ですがランプで残りの充電量も把握できるのは新設な設計です。
このようなランプがあり、緑/黄/赤で充電量が表されます。
装着時のフィット感
少し安定性に欠けるので、走ったりする場合は落ちないか心配です。(走ることはそうそうないですが)
しかし、人によって耳の形状は違うので、すごいフィットするという方もいると思います。
なお、私はイヤーピースを変えることで安定感を出しています。
イヤーピースを変えるだけでも安定感がかなり増すので、今まで耳にイヤホンがフィットしないという経験がある方がイヤーピースの変更も検討してみてください。
私が使用しているイヤーピースを以下に載せておくので、ご興味のある方はご覧ください。
SednaEarfit XELASTEC
SednaEarfit XELASTECは熱可塑性エラストマーという素材で制作されたイヤーピースです。
体温でイヤーピースが変形し、耳にフィットしてくれるイヤーピースのため、音漏れや落下の防止になります。
また、表面が滑り止めのような素材でできているので、これもイヤホンの落下防止となっています。
ただ、イヤーピースとしては金額が高い、滑り止めの素材でペタペタしているので埃や耳垢がつきやすいというデメリットも存在します。
もしイヤホンにこだわってみたいという方はイヤーピースも少し気にしてみてください。
MOMENTUM True Wireless 2のデメリット・メリット
個人的に使用して感じたこと、Amazonなどの口コミなどのデメリット・メリットをまとめます。
デメリット
金額が高い
2021年10月26日時点のAmazon価格が30500円です。(私が購入したときは4万円近くしました)
これはワイヤレスイヤホンではかなり高い部類に入ります。
もっとコスパのいいワイヤレスイヤホンもあるので、オーディオにこだわりがない方はAVIOTやJabraがおすすめです。
私はゼンハイザーというブランドが好きなので、金額はあまり気にしませんでした。
一応弟分的な立ち位置の「CX Plus True Wireless」というモデルもあるので、3万円はさすがに無理!という方はこちらを検討してみてはいかがでしょうか?
調べた限りでは、一部機能(ノイズキャンセリングなど)をなくしていますが、音質はさほど変わらないようです。
ノイズキャンセリングの性能があまりよくない
ノイズキャンセリングの性能については、あまりよくありません。
こちらはおそらくですが、ノイズキャンセリングを使用するとどうしても音質に影響が出ます。
その影響を最小限にするために、あえてノイズキャンセリングを最低限に抑えて、「音楽を楽しむ」という点に特化しているのだと思います。
また、私はもともとノイズキャンセリングはあまり使用しないので、あまりデメリットには感じていません。
※ノイズキャンセリングは外部の雑音と反対の周波数の音を出すことで、雑音を打ち消すという仕組みです。打ち消すための音は人間の周波数では聞こえないですが、人によっては疲れを感じることがあります。
Bluetoothの接続が不安定なときがある
こちらはワイヤレスイヤホン全般に言えることですが、接続が不安定なときがあります。
特に多いのが、駅のホームです。
電車を待っているときは大丈夫ですが、電車が来たときはプツプツなることが多いです。
おそらく電車が来た瞬間はいろいろな電波がいきなり飛び交うため、そこでBluetoothの電波と干渉して接続が不安定になるのだと思います。
見た目が少しチープ
見た目が嫌いなわけではありませんが、少し安っぽく見えます。
側面のロゴ部分は高級感がありますが、本体のプラスチックは少しチープです。
高級ワイヤレスイヤホンなので、もう少し見た目の高級感も欲しかったです。
ゼンハイザー合うかどうかは置いておいて、艶消しやメタリック加工などがあれば、もっと高級感が出たのかなと思います。
メリット
さすがゼンハイザーという高音質
ワイヤレスイヤホンではトップラスの音質です。
低音、高音のバランスがよく、とても聴きやすい音だと思います。
音楽のみならず、YouTubeなどのゲーム実況でも使いやすいイヤホンです。
バッテリーの持ちがいい
イヤホン単体で約7時間、ケース込みで約28時間使用可能です。(ケースでイヤホンのフル充電を3回できる)
通勤時間が1時間程度であれば、毎日(5日出勤)しても余裕で1週間は持ちます。
私の場合は、在宅勤務もあり、毎日使用するわけではないので、1ヶ月充電しないこともあります。
逆にあまりスマホのように充電する習慣がないので、充電が切れたことに気づかないこともあります・・・。
トランスペアレントヒアリング(外音取り込み機能)が便利
普段イヤホンしているときにコンビニやスーパーで買い物するとき、レジではイヤホンを外しますよね?
外音取り込み機能を使うと、音楽を聴きながら外の音が聞こえるようになり、イヤホンを外す必要がありません。
仕事帰りにコンビニやスーパーに寄るときに、いちいちイヤホンを外さなくていいのは楽です。
タッチ操作が便利
イヤホンの側面の部分がタッチパネルになっていて、そこで音量、音楽の再生/停止/次/前、ノイズキャンセリング、外音取り込み機能のオンオフが操作が可能です。
わざわざスマホで操作しなくていいので、歩きスマホの防止にもなります。
専用アプリ「Smart Control」 で自分好みにカスタマイズ可能
専用アプリの「Smart Control」でタッチ操作やイコライザのカスタマイズができるので、自分好みの仕様にすることができます。
私の場合は、タッチ操作は以下のようなカスタマイズをしています。
- 左右どちらも1回タップで再生/一時停止
- 左を2回タップで前の曲
- 右を2回タップで次の曲
- 左を3回タップで外音取り込み機能
- 右を3回タップでノイズキャンセリング
- 左を長押しで音量小
- 右を長押しで音量大
↓アプリ上では以下のような設定画面です。
まとめ
本記事ではゼンハイザーの「MOMENTUM True Wireless 2」を紹介をしました。
もともとゼンハイザー好きということもありますが、さすがゼンハイザーという音質で私は満足しています。
イヤホンに数万円というのは、なかなかハードルが高いとは思いますが、一度いい音で聴いてみてください。
出費は大きくても、通勤/通学の嫌な時間が少し楽しみな時間になると思います。
もし他のワイヤレスイヤホンのことも知りたいという方がいたら、相談いただければどのようなイヤホンが合うか、ある程度は提案できるのでご気軽に問い合わせページかTwitterでご連絡ください。
またソニーのサウンドバーについてもレビュー記事がありますので、サウンドバーを検討される方はこちらもご覧ください。
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