こんにちは、かかです。
今回は積水ハウスの気密・断熱の話しになります。
ある程度家の性能にこだわりたかった我が家は、気密・断熱を寒冷地と同じ仕様(3地域グリーンファーストゼロ仕様)にしてもらいました。
詳しくはこちらの記事に書いています。
高気密高断熱の家では、エアコン一台で実質全館空調可能ということを知っていたので
鉄骨住宅の積水ハウス イズロイエでも、それが可能なのか?というのを検証してみました。
今回はSwitchBot温湿度計を使用して検証してみました。
こちらの記事でSwitchBot温湿度計のレビューをしていますので、併せてご覧ください。
ちなみに積水ハウスはあまり気密には力を入れていないので、積水ハウスの方も気密の知識はあまりなさそうな印象・・・。(具体的な会話内容が知りたい方は、お問い合わせ欄かTwitterのDMで)
前提
まず検証環境の前提になります。
我が家は3地域と同じ気密・断熱の使用にしてもらい、各所の断熱材は以下のようになってます。
※天井は一部北側斜線制限で下がっているところはグラスウールですが、基本的にはセルロースファイバーが使用されています。(斜線制限で下がっているところもセルロースファイバーを被ってるので、ちょっとお得感)
家の断熱性能を表すUa値は0.46となっているので、断熱等級6(HEAT20 G2)をクリアしています。
C値は測定してないので不明ですが、3地域グリーンファーストゼロ仕様では、C値2.0を切るように施工するらしいです。(3地域仕様で2.0は低くないか・・・)
調べるとイズロイエで気密測定した人が、C値1.4と言っている方がいたので、おそらく1.5くらいなのかなと思っています。
我が家はほぼ総二階で複雑な形をしていないので、もしかしたらもう少し低いかも?と思っています。
窓は全てアルミ樹脂複合のペアガラスです。
全て樹脂サッシのトリプルガラスにすればよかったと後悔しているので、家づくり真っ最中という方は絶対に樹脂サッシにしましょう!!!
エアコンは21℃設定の風量3で24時間つけっぱなしにしています。
あと誤差かもしれませんが、吹き抜けの横長の窓3箇所中、1箇所は自作の内窓をつけています。
本当は全て内窓をつけたいですが、吹き抜けにあるので残りの窓は足場を組まないとつけられず・・・。
実際にエアコン一台で過ごしてみた
結論から言うと、ほぼLDKのエアコン一台で約32坪の家が全館空調でしました。
基本的には1階は20℃前後をキープ、2階は18~20℃くらいを推移していました。
また、どうしても2階の冷えが気になるというときだけ、一時的に2階のエアコンも使用していました。
エアコンの効率は間取りの影響も大きいので、併せて間取りの記事もご覧ください。
各部屋の温度変化をSwitchBot温湿度計で調べた結果はこちらです。
LDK
平均で21℃、最低でも19.4℃となっています。
リビングのエアコンをつけているので、一番室温が安定してキープできています。
玄関
我が家の間取りは玄関と扉を挟んでいないということもあり、平均で20.4℃となっています。
玄関は人の出入りがあり寒くなりやすい場所ですが、我が家の場合は南側ということもあり、家の中では日射取得ができて暖かい場所になっているのかなと思います。
玄関でも平均20℃にできているので、仕事から帰ったときは家に入った瞬間から暖かいので、とても快適です。
セカンドリビング(将来の子ども部屋)
平均の室温は19.5℃という結果でした。
暖気は上に行くので、平均で20℃いけるかなと思いましたが惜しくも届かず・・・。
セカンドリビングは南と西に面していて、日射取得がもっともできている部屋なので、もっと暖かくなると思いましたが、そう甘くなかったです。(実際に天気のいい日の窓付近は暖かい)
セカンドリビングにかなり大きめの加湿空気清浄機を置いていて、加湿すると冷風が出てくるのが原因にもなっていそうですが
加湿しないと湿度がどんどん下がるので、これはどうしようもないですね。
ただもっと気密・断熱の性能がよければ20℃に届きそうなので、気密・断熱DIYをしてもう少し平均の室温を上げれればと思っています。
寝室
寝室も平均20℃にあと一歩足らず、平均19.4℃という結果でした。
寝室に関しては寝るだけなので、布団に入れば寒くはないですが
できれば毛布なしでも快適になるようにしたいところ。
セカンドリビングと同様に家全体の気密・断熱を改善すれば平均20℃も行けそうです。
書斎
最後に我が家の問題児である書斎です。
平均で17.8℃となっていますが、書斎は私が在宅勤務する場所となっていて、エアコンをつけないと寒くて仕事になりません。
なので、エアコンをつけていなければ実際はもっと低いです。
書斎は他の部屋と比較して、書斎だけは明らかに寒いという感覚があり、とても底冷えも感じています。
底冷えについては床材の影響もありそうですが、明らかに悪さをしているのが、引違い窓です。
引違い窓は滑り出し窓に比べて気密性が悪く、引違い部分から明らかに冷気を感じます。
さらに書斎は北側で日差しも入ってこない+リビングのエアコンがもっとも届きにくい場所になっていることから、家全体で最も寒い場所になっているのだと思います。
これについては窓さえ埋めてしまえば、ある程度改善できそうなので
内窓をつけるか、いっそのこと断熱材で塞いでしまおうかなと検討中です。
私は窓から全く景色を見ることもないので、今思うと窓は最低限の採光だけを取るようにして
引違いではなく滑り出し窓(それはFix窓)にすればよかったと思っています。
ここの気密・断熱が改善されれば、隣接している寝室へ冷気がいくこともなくなるので、家全体の空調効率も変わってきそうです。
おわりに
積水ハウスの鉄骨住宅でも断熱材のグレードアップと気密施工をしてもらうことで、ほぼ全館空調をすることができました。
高気密高断熱とまでは言えないと思いますが、そこそこ快適な生活ができています。
中気密中断熱って感じですかね?
実際にそこそこの性能の家に住んでみると、とても快適で過ごしやすいので、これから家づくりをするという方は、絶対に気密・断熱はこだわるべきです。
正直この性能で満足はできていないので、気になる箇所はDIYでリカバリーしていこうと思っています。
積水ハウスよ、もっと家の性能を上げるよう努めてくれ・・・。
もし積水ハウスで高気密高断熱をしたいけど、積水ハウス側からオーバースペックだからなどの理由で反対されている方は相談にも乗りますので、問い合わせ欄かTwitterのDMなどでご連絡ください。
電気代について、こちらの記事でまとめましたので、併せてご覧ください!
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