皆さんマウスで手首が痛いなぁとなったことはありませんか?
私は学生時代は情報学部、職業SEということもあり、腱鞘炎まではいかないですが、何回か痛めています。
そこで、先日のAmazonタイムセールの際に、ロジクールのトラックボールを購入しました。(トラックボールはタイムセールの対象外)
トラックボールについては、学生時代からずっと気になっていましたが
今まで使用していたバッファローのマウスで不便していなかったこと
トラックボールにして結局合わなかったらどうしようと思い敬遠していました。
おそらく私と同じように、お金払って使わなかったらなぁと思っている方は多いのではないでしょうか?
しかし、バッファローのマウスがクリックしても反応しないことあり、もう寿命だから変えようと思い、意を決して購入しました。
結論から言ってしまうと、トラックボールにして正解です。
非常に使いやすいです。
今までマウスを長時間使用すると、手首が疲れや痛みを感じることがありましたが、トラックボールではそのようなことは起きていません。
私は5000円くらいのものを購入しましたが、上位モデル(1万円くらい)のものでもよかったと思っています。
トラックボールとは?
コンピュータの操作に用いるポインティングデバイスの1つです。
一般的なマウスはマウス本体を移動させてカーソルを移動させますが、トラックボールではボールを回転させることで、カーソルの移動を行います。
通常のマウスのようにマウス本体を動かす必要がないため、スペースを大きく取りません。
そのため、あまり机上にスペースが取れないような状況でも使用できます。
「ボールでカーソル移動するのやりにくそう」と思う方も多いと思いますが、全然そんなことはありません。
もちろん最初は違和感がありますが、すぐに慣れます。
慣れてしまえば、トラックボールの方が遥かにカーソル移動はしやすいです。
20~30分使ってたら慣れたよ!
ロジクール ERGO M575を使用してみた感想
まず見た目はこんな感じです。
裏面には穴が空いていて、そこからボールを取り出して掃除ができるようになっています。
では使用感について記載していきます。
まずよかった点からです。
冒頭に書いた通り、まだ数日しか使用していませんが素晴らしいです。
「何で今まで普通のマウス使ってたの?」となっています。
私はショートカットを多様するので、なるべくマウスに手は伸ばしたくない人間です。
普通のマウスでは、右手があっちこっちにいくのが嫌でノートPCのトラックパッドを多様していました。
トラックボールは通常のマウスと違い、場所が固定されるのと
トラックパッドに比べてカーソル移動がやりやすいので無駄な動きが減ったような気がします。
また、カーソル移動だけでなく、範囲選択もやりやすくなりました。
今まではマウスの移動で選択する範囲を調整することに煩わしさを感じており、範囲選択は基本的にShift+矢印キーでやっていました。
しかし!トラックボールでの範囲選択が想像以上にやりやすく、買って数日でトラックボールで範囲選択をするようになりました。
使用していていまいちな点としては、後述するデメリットにも記載していますが、ボタンが少ないということ。
ボタンはカスタマイズ可能なのですが、右/左クリックのボタン、進む/戻る、スクロールホイールなので、実質カスタマイズできるボタンは進む/戻るの2つです。
もう2つ3つくらいボタンがあれば、よく使うショートカットがトラックボールで完結できるのになと思っています。
続いて、トラックボールのメリット・デメリットについてです。
トラックボールのメリット・デメリット
メリット
カーソル移動が通常のマウスより楽で手首の疲れがほぼない
通常のマウスであれば、カーソルを動かすために、手首を頻繁に動かします。
しかし、トラックボールであれば、ボールを親指で動かすだけなので、手首への負担はかなり軽減されます。
「カーソル移動やりにくそう」、と思う方も多いかもしれませんが、慣れてしまえばトラックボールの方が楽です。
またロジクールのトラックボールの場合は、少し斜めに傾いているので、窮屈さがあまりないという特徴もあります。
通常のマウスのように動かないので、場所を取らない
通常のマウスであれば、マウス本体を動かすので、意外とスペースを取っています。
在宅勤務が普及している中で、自身のPCだけでなく、会社のPCも自宅に置いている方も多いのではないでしょうか?
特に自身のPCと会社のPCを並べて使用していると、マウスが横になるPCが邪魔でカーソル移動しにくいということがあると思います。
トラックボールであれば、その場から動かすことがないので、省スペースでも使用することができます。
範囲選択が通常のマウスよりやりやすい
個人的な意見ですが、マウスで範囲選択をするときに、マウスを動かすより親指だけで範囲選択する方がやりやすいです。
範囲選択はほとんどマウスを使用せず、キーボードでやる派だったのが、トラックボールを購入してからはトラックボールでやるようになりました。
おそらく、手首全体を動かすより、親指だけの方が細かい動きがしやすいためです。
ボタンがカスタマイズできる(他メーカーのトラックボールも可能)
各ボタンがカスタマイズ可能で、それぞれショートカットを設定可能です。
進む/戻るが必要ないという方は、よく使うアプリケーションのショートカットや、コピペを登録しておくと非常に便利だと思います。
カーソルの速度を設定可能
専用ソフトからカーソル速度が変更可能です。
デフォルトが遅いわけではないですが、人生でカーソル速度を速くしている人を何人も見てきたので、需要はそれなりにあると思います。
USBレシーバー、Bluetoothの両対応
M575はUSB、Bluetoothに両対応しています。
USBでの接続の方が、電池持ちはいいですが、USBポートが埋まっていることもあるので、Bluetoothにも対応しているのは地味に嬉しい点です。
トラックボールのデメリット
慣れが必要で最初は親指が多少疲れる
当たり前ですが、通常のマウスと使い方が変わるので、慣れるまでは使いにくいかもしれません。
今までマウスの操作で親指を使うことは、ほとんどなかったので最初は少し親指が疲れました。
とは言ったものの、私は1日も経たないうちに慣れたので、そこまで大きな問題ではないと思います。
少し大きめなので、持ち運びには向かない
トラックボールが埋め込んであるので、通常のマウスよりはサイズ感は大きいです。
そのため、作業をカフェなどでする場合は、少し荷物としては邪魔になるかもしれません。
ただ通常のマウスの倍大きいとかではなく、一回り大きいかなくらいなので、リュックであれば問題ない大きさではあります。
女性には大きくて使いにくいかもしれない
マウスとしてはサイズが大きいので、手が小さい女性には少し扱いにくいかもしれません。
家電量販店に行けば、実機を触ることができるので、大きさが気になる場合はヨドバシカメラなどで、実機を確かめてからの購入をおすすめします。
ボール収納部分が汚れる
ボールに埃や手垢がついて、それを回転させているので、ボールの収納部分が汚れます。
多少の汚れなら大丈夫ですが、あまり汚れると感度が悪くなる可能性もあるので、収納部分は定期的な掃除が必要です。
汚れると言っても毎月のように掃除が必要なほどは汚れないので、数か月に1回気になったときに確認して、汚れていたらティッシュなどで拭く程度で大丈夫だと思います。
会社のマウスが使いにくく感じる
マウス以外もですが、自宅の環境をよくすることの弊害です。
会社のPC周りはそこまでお金をかけていないので、自宅のPC環境をよくすればするほど、会社の環境が使いにくく感じます。
会社によっては、自分のマウスを使っていい場合もあるので、その場合は自分で会社支給のものから変えるのもありだと思います。
ボタンが少ない
M575はボタンで変更することができるのが、進む/戻るくらいです。
「ボタンがもっとあれば、いろいろカスタマイズできるのに! 」と思うことが多々あります。
もし今のトラックボールが故障した場合には、ボタンが8つの上位モデルを購入します。
クリックしたときのカチカチ音を少しうるさい
元のマウスが音しないタイプだったので、クリックしたときのカチカチ音が少しうるさいなと思うことがあります。
うるさいと言っても、耳障りに思うほどではないので特に問題はないです。
ロジクール M575の設定・カスタマイズ方法
ロジクール M575の設定について解説していきます。(おそらく他のロジクールのマウスも同じだと思います)
設定はLogicool Optionsというソフトが必要なのでインストールして行います。
①Logicool Optionsのダウンロード
赤枠のところをクリックして、zipファイルをダウンロードします。
※USBのレシーバーを刺したらドライバと一緒に勝手にダウンロードされると思います。
②Logicool Optionsのダウンロード
ダウンロードしたzipファイルを開くとインストーラーが起動するので、赤枠の「LOGICOOL OPTIONS」をクリックします。
次の画面は製品強化の協力についてです。
どちらでもよいですが私は共有していません。好きな方を選びましょう。
ここまでの操作でインストールは完了です。
③Logicool Optionsのアカウント作成(ログイン)
私はGoogleアカウントでログインしています。
ほとんどの方はGoogleアカウント持っていると思うので、わざわざアカウントを新規に作らなくてよいと思います。
ログインすると以下の画面に移りますが、これもどちらでもよいです。
私は受け取りたくないので、「いいえ」にしています。
次にこちらの画面がでますが、既にUSBレシーバーで接続していたら設定不要(のはず)です。
私はこの時点でトラックボールが使えていたので、×でこの画面は閉じています。
④トラックボールの設定-ボタンの変更
※私はデフォルトから変更しないで使用しています。
ここからトラックボールの設定です。
例として「進む」ボタンを変更します。
まず「進む」ボタンをクリックします。
すると変更できるメニューが出てきます。
「増加」をクリックすると
このように多くのメニューから設定した項目を選択することができます。
コピーや貼り付けなど、様々な項目があるので、ボタンが多い上位モデルにすれば
トラックボールだけで、いろいろな操作が完結します。
⑤トラックボールの設定-ポインタの設定
次にポインタの設定です。
バーの点を移動させるとカーソル移動のスピードを変えることができます。
私はデフォルトで問題ないので、もともとカーソルのスピードをいじっているという方でなければ変えなくていいと思います。
まとめ
トラックボールは以下のような方におすすめです。
- 作業スペースが狭い
- 通常のマウスで手首が疲れる、腱鞘炎になった
- 作業を効率的に行いたい
おそらく私のようにトラックボールが気になってても、なかなか踏み出せない人は多いと思います。
そのような方は思い切って買っちゃいましょう!
もし5000円かけて失敗したらなぁ・・・と思う方はエレコムで3000円くらいであるので、こちらで試してみてはいかがでしょうか?
逆にどうせ買うならいいものを!という方は、私が購入したトラックボールの上位モデルがおすすめです。
こちらは8ボタンあるので、よく使うショートカットやアプリの起動を登録すると便利そうです。
以上で、ロジクール ERGO M575のレビュー終了です!
気になることがあれば、コメントやTwitterなどでご連絡ください。
また、先日東プレのリアルフォースも購入し、レビュー記事を上げていますので、併せてご覧ください。
おわり!!!
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