Mリーグ 2021シーズンも開幕から4ヶ月が経過し、いよいよセミファイナル争いが近づいてきました。
そろそろ各チームがセミファイナル進出の6位に向けて、条件戦のような打ち方が出てくるようになってきます。
本記事では1月の成績の振り返りと各チームのポイントからどのような打ち方になってくるのかを予想していきます。
開幕1週間、1ヶ月、2ヶ月、 3ヶ月の振り返り記事を本記事下部に載せておきますので、併せてご覧ください。
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チーム成績
こちらが開幕4ヶ月終了時点のチーム成績です。
12月終了時点で首位に立っていたKONAMI麻雀格闘倶楽部が大幅にポイントを減らし、一時はマイナスまで沈んみました。
ここまでポイントを減らした一番の要因としてあげられるのが、佐々木選手の不調です。
過去3シーズンでプラスしていた佐々木選手が後半戦に入ってから苦戦しています。
対局後のインタビューでは、内容が悪いと言っていますが、内容以上にツキもないように私には見えています。
直近の佐々木選手の試合を見てみると、和了り牌の残り枚数で優位でも立直の捲りあいに負けており、実際にデータを見ると和了率でワーストを争っているという状況です。
また、前半戦で好調だった伊達選手も後半戦ではスコアを伸ばせていません。
伊達選手については、まだポイントはプラスしていますが、プロ歴の浅さというのが要所要所で出てきているのかなという印象です。
実際に1/24の第一試合で、意味のないカン(むしろ立直者にドラを乗せるリスクがある)をした場面があり、このようなミスがMリーグでは致命的になることもあるので、安定した成績を残すのはやはり厳しい世界だなという印象を持ちました。
続いて、Piratesについてです。
Piratesは何と言っても瑞原選手の活躍です!
個人的にネット麻雀の天鳳が好きなので、天鳳で高段位の瑞原選手にはずっと期待していました。
また、小林選手も安定しており、天鳳位である朝倉選手もプラスしているのが、首位にいる要因ですね。
ただ石橋選手が毎年マイナスしているのが気になります。
個人的に石橋選手は「他家からどう見えるか?」を意識しすぎている気がします。
もう少し牌効率に対して素直にする方がいいのかなと・・・。
続いて、ドリブンズについてです。
ドリブンズは村上選手のマイナス自体はかさんでいるものの、他の選手でしっかりとカバーし着々とマイナスを減らすことに成功しています。
特に大きいのが、丸山選手がプラスしている点です。
丸山選手はもともと育成枠として加入していますが、育成枠ということはプラスを期待することはあまりできないということになります。
となると、ドリブンズの男性陣の1人でも不調になると、なかなかプラスが作りにくい状況になってしまいます。
しかし、今シーズンは丸山選手がプラスすることで、村上選手のマイナスを少しでもカバーできているので、このまま丸山選手がプラス維持することができれば、育成が機能しているということになるのではないでしょうか。(もちろんプラスが今年だけでは育成成功とは言えませんが)
最後に雷電ですが・・・はっきり言って絶望です。
残り26試合で-900pt近くを、セミファイナルのボーダーでなるであろう0~-100ptまで持っていく必要があります。
これは1試合平均で30ポイントほど稼ぐ必要があり、1試合平均30ptは常にトップ、2着を続けることが条件になってきます。
これは現実的ではないので、今シーズンの雷電がセミファイナルに行くには、6位/7位にいるチームが絶不調になりラスばかり引くような状況が必要になります。
個人成績
2022/1/31終了時点の個人成績は以下になります。
瑞原 明奈
1月は瑞原選手が絶好調でしたね!
とにかく立直がはまっている印象で、立直したらほとんど和了っていた気がします。
400ptを超えてきたので、今シーズンのMVP見えてきました。
Piratesは瑞原選手の好調+小林選手の安定感が素晴らしいかった月でした。
滝沢 和典
滝沢選手の安定感が格闘倶楽部の不調をなんとかカバーしていますね。
Mリーグが始まる前まで、自団体のリーグ戦ではC2リーグまで降格、RTDでもいつも下位争いをしていました。
しかし、Mリーグが始まってからはMリーグは安定した成績を残し、リーグ戦でも今期B1リーグ昇格まで決めました。
ようやく強い滝沢選手が戻ってきたので、あとは今シーズン低迷している佐々木選手さえ復活を期待です!
多井 隆晴
これといって目立った成績ではないですが、多井選手がさすがの安定感。
シーズン序盤ではマイナスすることもありますが、終盤にはしっかりプラス域まで持ってくるあたり、さすが現役最強プロだなと思います。
ABEMASは日向選手がマイナスしていますが、基本的にチーム全体成績が安定しているので、大きく沈まず常に上位争いできるのが強みですね。
雷電
雷電はプラスしている選手がいません。
雷電は面前高打点を重視した打ち方が特徴ですが、私はこの打ち方はMリーグルールに適していると思っていません。
黒沢選手は昨シーズンまで、レギュラーシーズンはプラスしていましたが、「私にはちょっと上振れじゃない?」という風に見えていました。
Mリーグは一発、裏、赤ドラのあるルールのため、意識しなくても打点が上がることも多いです。
そのため、無理に面前や役にこだわるのではなく、もう少し自然に和了りにいく麻雀の方が強いと思います。
もう来シーズンに向けて、打ち方を変えてしまうのもありなのでは・・・。
各チームの2月以降の戦い方を予想
想像以上の大混戦となっている今シーズンですが、今後各チームがどのような戦い方をするのか予想していきます。
まず格闘倶楽部が1ヶ月で300pt近くを減らしたように、他チームも不調に陥ると同じくらいポイントを減らす可能性があるとうことです。
そのことからセミファイナル進出をかけた1位~6位の争いは、かなり熾烈になることが予想されます。
現状では、雷電以外の7チームはポイントが詰まっているので、どのチームがシーズン首位で終えるかは全く分からない状態です。
これだけ差がないとシーズン終盤まで順位争いが非常に面白くなってくると思います。
おそらくまだ各チーム普段通りトップを取ることを考えた打ち方をすると思います。
また、突き抜けたチームが出てくると、セミファイナルに向けてマークするとチームと逃がすチームが出てくるので、条件戦に合わせた戦術も出てきて面白くなります!
Piratesの瑞原明奈プロが始めての戦術本を執筆
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試合後のインタビューでは、初心者や中級者向けと言っていたので、購入して天鳳の段位があがるようがんばりたいです!
私の麻雀は基本的に確率を重視する打ち方なので、きっと取り入れられれば強くなれるはず!
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過去の振り返りまとめ
開幕1週間の振り返り
開幕1ヶ月の振り返り
開幕2ヶ月の振り返り
開幕3ヶ月の振り返り
おわりに
以上が開幕4ヶ月の振り返りになります。
1月は格闘倶楽部が絶不調で一時はプラスがなくなるという月になりました。
このようにMリーグはとてもポイントの変動が激しいルールということが、はっきりとわかる1ヶ月でした。
私は佐々木選手が好きなので格闘倶楽部を応援していますが、トップラス麻雀をするチームとは言え、400ポイントも減らすのはさすがに予想外です。
ただ逆に言うと、連続でトップを取れば一気にポイントが増えるルールではあるので、雷電以外のチームはまだまだ順位が変動すると思います。
次は開幕5ヶ月(2月)の振り返りです!
2月はシーズンもかなり終盤に差し掛かり、「このチームには負けないようにしよう」、「このチームには勝たせてもいい」という条件戦のような打ち方が出てくる時期です。
各チームどのような打ち回しが見れるのは非常に楽しみですね!
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